アロマセラピーでメンテナンス Vol.2

前回ではアロマセラピーについて説明しましたが、その中にも出てきました「エッセンシャルオイル」について今回は説明していきます。

エッセンシャルオイルとは

エッセンシャルオイルは植物の花、葉、木、根、種子、樹脂、果皮から香り成分(エッセンス)を抽出したものです。この香り成分(エッセンス)は、植物が光合成を行うことにより生成される分泌物で、微量でも優れた効用をもっています。まさしく自然のパワーです。

エッセンシャルオイルは香りを楽しむ趣味的な感じだけと捉えられがちですが、嗅覚や皮膚から体内に取り込むことができます。

  • 嗅覚からの摂取・・・鼻粘膜から吸収され脳にダイレクトに伝えられます。また香りの成分が吸気によって肺に取り込まれ、肺から血液に入り体内を巡ります。
  • 皮膚からの摂取・・・皮膚を通して吸収されたエッセンシャルオイルは血液から取り込まれ、体内を巡ります。

上記の経路で摂取したエッセンシャルオイルは、体内でその効果を発揮するでしょう。

エッセンシャルオイルの使用上の注意

エッセンシャルオイルは100%天然のものです。
そのため注意して扱わないと、思った以上に影響を受けることもありますので、下記のことに注意しましょう。

  1. 原則的に原液を直接肌に塗ったり、飲んだりしない。
  2. 目など、粘膜につかないように注意する。
  3. 皮膚に異常が出た場合はオイルの使用を止め、医師に相談する。
  4. 保管場所に注意する
    • 温度差の激しい場所や、湿度の高い場所に保管しない。(バスルームや洗面所など)
    • 精油は揮発性なので引火する可能性がある為、火を使う場所に置かない。(キッチンなど)
    • 乳幼児やペットの手の届かない場所に保管する。
    • 劣化しやすいので、キャップをきちんと閉めて保管する。
  5. 使用する相手に注意する
    • 子供や年配の方には、一般の大人の半分の希釈率にする。
    • 妊娠中の方にはオイルの選択に注意する。(専門家に相談してください。)
    • アレルギーのある方にはパッチテストをする。
  6. 柑橘類のエッセンシャルオイル(オレンジ、グレープフルーツなど)はシミや赤みが出るなどの原因になるので、使用後3時間?半日は直射日光に当たらない。
  7. それぞれのエッセンシャルオイルの注意事項に注意する。
  8. 医師による治療中や、薬との併用はしない。(医師に相談してください)

注意事項に気を付けて、エッセンシャルオイルのパワーを体験してみるのは如何でしょうか?

[伊木政江]

先頭にもどる