アロマセラピーでメンテナンス Vol.1
日常から競技やトレーニングで、心身に大きな負担をかけているアスリートは心身のバランスを崩し易い傾向があります。
リラクゼーションや美容のイメージが強いアロマセラピーですが、肉体、メンタルの両方にアプローチをするアロマセラピーはそんなアスリートにとても効果的です。
コンディショニングを整え、身体機能をメンテナンスするのにアロマセラピーを取り入れてみては如何でしょうか。
ここでは、アロマセラピーについてご紹介していきます。
アロマセラピーとは
アロマセラピーは日本語では「芳香療法」と訳されます。植物の香り成分を利用する療法の一つとして、世界で広く行われています。
この香り成分はエッセンシャルオイルと呼ばれ、植物の花、葉、木、根、種子、樹脂、果皮から抽出されます。エッセンシャルオイルには、人の身体に対して有効な働きかけをするものが多くあります。リラックス、リフレッシュがなどの作用が有名ですが、本来はストレスなどで崩れた心身のバランスを回復させて、不調を緩和するものです。
身体に対する作用
上記でも述べましたが、アロマセラピーが与える効果には様々なメリットがあります。一般的な主な効果は以下の通りです。
- 殺菌消毒効果
- 抗炎症効果
- 鎮痛効果
- ホルモン様作用による身体機能の調節
- 気道の浄化や血液の浄化
- 消化器系の調節
- 神経のバランスを取ることによる、ストレスからの開放
またアスリートにとって、副作用が少なく上記の効果が得られるのは、大きなメリットになります。
次回は実際にアロマセラピーの活用法について説明していきます。
[伊木政江]
- 伊木政江(いぎまさえ) プロフィール
- 1998年東京アロマセラピーカレッジ卒業。同年英国I.T.E.Cのアロマセラピーインターナショナルライセンスを取得。翌99年、スポーツアロマセラピスト資格認定講習会受講後、スポーツアロマセラピスト認定。
現在、五反田トレーニングセンター（会長：永田一彦）の傘下で、アロマセラピーサロン『AROMATICS10』を共同主宰。