棒でシェイプアップ -猫背を治す-
モデルのように引き締まったプロポーションを持っていても、猫背では台無し。
プロポーションの良し悪しは、座っているときの静的姿勢と、歩いているときの動的姿勢によっても左右されます。
動的姿勢で一番気になるのは、猫背です。猫背の原因は二つあります。
一つ目は背筋、腹筋、また僧帽筋という首の背側にある筋肉が弱っていることです。
この3ヵ所の筋肉を鍛えて、背すじが真っすぐに伸びるようにすればいいのです。
背筋を鍛えるために、立って上体を前に曲げる運動が効果的であり、腹筋を鍛えるためには腹筋運動が必要です。
また僧帽筋を鍛えるためには、肩を回す運動がいいでしょう。
二つ目の猫背の原因に、精神的なものがあります。
失恋したり仕事でミスをするなどの心理的なダメージを受けると、顔がうなだれ気味になり、背中を丸めて歩くようになります。これは、姿勢がその人の心理的な内面の表れといえるものです。その点からいえば、姿勢を矯正してあげれば心の有り様も変わる可能性があるのです。堂々と胸を張って歩けるようにすれば、自分の自信を取り戻せるのではないでしょうか。
どちらの場合にも、運動によって無理なく背すじを伸ばすことをおすすめします。
最初は各運動を10回/1セットから始めましょう。慣れてきたら20回/1セットまで増やしていきます。
背筋、腹筋、僧帽筋を意識して鍛え、凛としたかっこいい姿勢を手に入れましょう！
棒でシェイプアップ エクササイズ
- 脚を軽く開いて立ち、両腕をまっすぐ（床と平行に）伸ばして棒を持ちます。膝を軽く曲げ、棒が膝の位置に来るまで上体をゆっくりと曲げます。またゆっくりと元の位置まで起こします。10回?20回/1セット
- 背中に棒をまわし両手で持ちます。膝を軽く曲げ、上体をゆっくりと曲げます。またゆっくりと元の位置まで起こします。10回?20回/1セット
- 仰向けに寝て膝を曲げます。両腕を上に伸ばして棒を持ち、肩甲骨を突き出しながら上体を起こしていきます。背中の中央が床から離れたら、元に戻します。10回?20回/1セット
- 肩幅に脚を開いて立ち、両手を伸ばしてお腹の前で棒を持ちます。両肩を前から上へ後方にゆっくり回します。10回?20回/1セット、次に両肩を後ろから上へ前方にゆっくり回します。10回?20回/1セット
- 左脚を前に右脚を後ろに立ち、両手を伸ばしてお腹の前で棒を持ちます。左右の肩を交互にすぼめます。10回?20回/1セット
次に右脚を前に左脚を後ろに立ち、同様に行います。10回?20回/1セット
